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管理職になって増えたお金と責任

いわゆるJTCで管理職となったわたし。
いまの勤め先に転職したときを振り返ると30代半ばで地方定住と引き換えに大幅年収ダウンを経験したことから始まります。
当時は「転勤なし」という条件のため年収の伸びはとても期待できるものではありませんでした。
そんな状況もあり細々と続けていた株式投資額のウエイトを一気に引き上げ、いつしかFI(経済的自立)を強く望むようになったのでした。
振り返れば、当時は仕事の責任もこれまでの社会人人生で一番軽い状況となりプライベートもかなり充実していました。
強いていえば2人の乳幼児(当時)を育て上げるには心もとない収入くらいのものでした。
それから数年、さまざまな外部環境の変化もありまさかの管理職登用。
同時に転勤のリスクを抱えることになるも中堅の上場企業らしく?上層部から当面のあいだは免除するという超絶あいまいな条件で半ば無理矢理に昇進を果たしたのでした。
いま直面しているのは「大きく増えた収入と責任」によるジレンマ。
甘えるな!と言われればそれまでですが、一般社員として手に入れた自由な時間とほどほどで済んでいた責任は一瞬で失われました。
反面、年収は新米管理職のため大台にこそ乗りませんが転職当時のそれと比べれば雲泥の差に。
加えてコロナショックで仕込んだ日米越株はすくすくと成長し、年間100万円を優に超える配当金が手に入るようになりました。
また、パートナーも正社員ではないものの仕事復帰を果たし、地方で暮らすには十分すぎる世帯収入を手にしています。
年収増に伴い増幅する物欲

昨年購入した中古住宅の暮らしもかなり満足しています。
しかし、住んでみるとあれこれ買い足したくなるのです。
家を買うと「マイホームハイ」とか「大きな買い物をして金銭感覚が狂う」とはよく耳にしますが、年収増と重なりそんな兆候が見えはじめています。
もともと必要と思うものにはそれなりにお金を出す性格ですが、家に付随するものとなるとお財布の紐が緩む(古い)瞬間がひっきりなしに訪れます。
しかもフルローンで買ったため株式というかたちで手元の資産は残ったままのため余計に気が大きくなっていたり・・・
持ち家になって支払った高額出費の数々
・内窓設置(100万円)※補助金活用(約55万円が返金されました)
・スピーカー(30万円)
・プリメインアンプ(12万円)
・物置(13万円)
・衣類乾燥機(12万円)
・植栽(5万円)
1年を経たずにこんな感じです。
今見返しても正直後悔したものはありません。
ただ、問題なのはそれらを手に入れようと意思決定する際の心理的なハードルの低さ。
さすがに窓リノベの100万円はビビリましたが、50万円以下の出費は投資感覚で何の躊躇もなく買ってしまえたのです。
なぜ高額商品を躊躇なく買えてしまったのか。
ちょっと自分の心理を深堀りすると、年収増によって得た変な自信の存在がそこにあったのでした。
収入アップ分 = 使ってもいいお金?

こんな謎ルールが自分のなかに芽生えていたのでした。
これ、サラリーマンの昇格あるあるなのでしょうか?
わたしの場合、FI(経済的自立)を目指す身のためお金の出入りはふつうの人より多少は把握できているほうだと思います。
そのため、収入から支出を引くとどのくらい貯蓄(投資)に回せるかも知っています。
それで、株価の値動きは考慮せずとも現状の投資先の利回りから得られる配当収入を足した金額がわが家の資産増加額となります。
今回、その計算にはなかった本業の収入増が年間の配当収入を大きく超えるインパクトとして突如加わったことにより大きな買い物のハードルがぐっと下がったのだと判明。
おそらく昇進したサラリーマンが気を良くして周囲に奢りまくるといった現象に近いのかもしれませんね。
ちょっと裕福な暮らしがFIREを阻む

ふだんより良いものを納得のうえで手に入れることは悪いこととはおもいません。
実際、わたしも収入増によりしばらくのあいだ買うもののランクがちょっと上がっていました。
その最たるものが食費。
買い出しを担当しているため日々の食料品はパートナーが欲しいものをメモりそれをもとに調達するのがわが家流。
納豆を買うのは決まっていても、それを海外産大豆を使ったものにするか北海道産大豆の納豆にするのかはわたしの裁量なのです。
そして収入増となってからというもの「食べるものはカラダをつくるんだ!」という大義名分をもとにこれまでの選んでいたものよりワンランクかそれを上回るものを選ぶように。
結果的に食費は2割程度増加することとなったのです。
そこまではまだいいのですが、あらゆるものを選ぶ際に同様の傾向が見られたことで危機感を抱くようになったのです。
例えば、先日購入した物置もそう。
当初はホームセンターの処分品が出るのを待っていたのですが、ある時「ずっと使うし新品で買っちゃおうか」みたいな考えになったのです。
緊急を要するものであったり明らかに耐久年数が劣るのであれば新品も悪い選択肢ではないのですが、わが家はそういった状況ではありませんでした。
「どうせ買うなら2割くらい高くても・・・」みたいな思考回路が確立されつつあったのです。
このまま定年まで働くのが確定していればむしろこのままの思考回路のほうがちょっといいモノに囲まれて働くモチベーションにもなっていたのかもしれません。
しかしながら、本業はいつ就業環境が変化(悪化)するかもわからないため、やはり自分にはFIできる状態を整えることが先決だとわれにかえりました。
結果、物置は無事に決算シーズンを迎えたホームセンターの現品処分で同じく展示用のカーポートの下で大切に保管されていた一品を仕留めたのでした。
これでこそおつかいの達人!という満足のいく結果に収まったのでした。
おわりに
この一連の出費で知れたこと。
それはそれぞれ高いものにはそれなりの価値があるということ。
食品であればやはり国産の食材になるほど高くて美味しいです。
調味料やお菓子であれば「ぶどう糖果糖液糖」より「砂糖」を使った商品のほうが高くておいしく健康にもいいです。
大好きなアイスは「ラクトアイス」より「アイスクリーム」のほうが高くておいしく添加物も少なめです。
それらから得た教訓は「必要なものには躊躇なく対価を支払い、重要でないものには見栄を捨てて賢く節約」です。
いいものがどんなものか一度は経験すべきです。
そしてそれが自分達に本当に必要であれば続ける。そうでなければさっさと見切りをつける。
食品に限らずこの意識を忘れずにこれからもFIを目指したいと思います。
では、また。
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