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卵の価格が下落してきた

鶏卵の相場が下落

出典:JA全農たまご株式投資

ニュースでも話題になっていた「たまご」の価格高騰がここにきて沈静化しています。8月の最新情報では300円割れの水準に。
価格急騰の原因は鳥インフルエンザの感染拡大により殺処分が相次いだためでした。7月末時点で鳥インフルエンザの影響が完全に回復した訳ではないようですが徐々に生産量は上向いている模様。
ただし、酷暑の影響による生産減、飼料や光熱費の高騰、外食チェーンで卵メニューを休止しているメーカーが依然として存在するなど更なる相場下落には時間を要するものと思われます。

しかしながら相場が落ち着きはじめたことは素直に喜びたいですね。

雑談

最近、近所のとあるお店(スーパーではない)で目にしたキャンペーン。
お店で一定額以上購入したお客さんへ「卵を1パックプレゼント」するというもの。
私もふだん利用している店舗であったため、キャンペーンを開催している日に訪問してみました。実際に配られた卵は6個入(10個入とか期待しすぎ)でしたが、食料品の価格に敏感な消費者にとっては心理的な「喜び」が大きいですね。

キャンペーンであえて価格が高騰しているモノを配るということは企業が負担するコスト以上に消費者へプラスの影響(企業イメージの向上など)が大きいように感じます。マーケティングのプロではありませんが、地域密着型の店舗が限られた予算でいかにファンを増やすかに知恵を絞っているものだと妙に感心させられました。
今の時代であれば「ポイント」で還元するほうが、在庫保管の手間や配布する人件費も考えれば店舗側は圧倒的にラクなはず。それでもあえて現物を配るところに企業の「理念」みたいなものを垣間見た気がしました。

まとめ

鶏卵相場のはなしから脱線しましたが、今回遭遇したキャンペーンは地方で暮らすなかで田舎ならではの内容なのかもしれませんね。これが東京であれば「持ち運びに困る(重い、割れやすい)」といった理由で歓迎されない可能性もあるのではないでしょうか。
一般庶民の食材高騰というタイムリーな話題に「たまご」という商品を使った販促はおもしろい戦略でした。
また、100円から300円超えとなったたまご相場ですがそれでも従来と変わらないペースで購入しているという方も結構多いのではないでしょうか。今回の価格高騰でたまごの本当の価値に気づかされたのではないでしょうか。自分なら500円でも買うかな…とか思ったり。

とにかく日々適正な価格で安定供給してくださっている養鶏場の方々に感謝です。

では、また。

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嶺渡 岳(みねと がく)

3つの企業で購買職を経験。乾電池から石炭まであらゆる「買う」知識を習得。年間数十億の取引きで得たスキルを日常のお買い物へ活用する “おつかいの達人”。プライベートではUターン転職を果たすも年収200万減に。「貯蓄 ➡ 投資」を実践し年間100万円超えの配当収入を得る。50歳までにFI(経済的自立)を目指す。2児の父だがイクメンではない。

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