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[HE]ハワイアン・エレクトリック・インダストリーズへこっそり投資

マウイ島の山火事で暴落

既に大きなニュースとなっているマウイ島の山火事ですが、一報を受けふとHEが頭に浮かびました。というのも、米国株を始めた頃に一度投資をしたことがあったからです。同社はハワイ島で電力事業を営み人口の95%をカバーするなど安定した経営基盤をベースに配当金を支払っていました。
株価の成長こそ大きくは見込めないものの、当時の低金利下では配当目的で保有するのも悪くないという判断で保有。
その後、リセッション懸念もあり手持ちの現金比率を引き上げるために全売却したのが最後でした。

訴訟問題の行方と配当停止

山火事で亡くなった方の遺族が同社と州などを相手取り訴訟を起こしています。山火事の原因がはっきりとしないなか賠償の規模も読み切れず株価は暴落。
また、保有現金の拡充を目指すため配当の停止も発表。追い打ちをかけるように格付けの引き下げが相次ぐなどまさに苦難の連続です。

2022年に気候変動への耐性を高める投資認可を州規制当局へ提出していた

Hawaiian Electric’s application to the state public utilities commission asks regulators to approve nearly $190 million over a five-year period that would strengthen transmission lines and critical overhead poles, help with flood monitoring at substations, move certain overhead distribution lines on Oahu underground, remove trees that could pose a threat to grid infrastructure, and prevent wildfires. 

出所:INDUSTRY DIVE

同社は州公共事業委員会への申請書で5年間で1億9,000万ドルを投じ山火事等の発生を防ぐための計画について承認を求めていたようです。
この事案が速やかに実行されていたからといって今回の山火事を回避できたかといえば疑問ですが、少なくとも企業の姿勢として山火事に対する対策を事前に計画していた事実はあったようです。

おわりに

このタイミングでの投資は正直リスク高め。
短期での大幅なリバウンド狙いというよりは長期保有し株価の回復と復配を期待し投資を決めました。もちろんBadシナリオとして訴訟の結果賠償が確定し莫大な費用の支払いが命じられChapter11となるといったところでしょうか。
この先どうのような結果をたどるのか予断を許さない状況ですが事態が好転することを祈りつつ朗報を待ちたいと思います。

では、また。

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