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続・4人家族が2LDKマンションから戸建てに住もうと思い立ったはなし ~どうする?~ 住宅ローン(地銀) 編 ~

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いよいよ本審査へ|不安が募り複数の銀行へ申請

社会人として大半をおつかいのプロ(調達・購買)として過ごしてきたわたしですが、お金を借りるのは人生で2回目。
(最初は社会人1年目にオートローンで融資を受けた)

おつかいの達人としてセオリー通り?複数の銀行(ネット銀行+地銀)さんへ本審査を出した訳ですが、これ実は銀行業界では結構グレーな行動らしい。
よく考えるとWebの情報でも複数申請を勧めるパターンと推奨しないパターンの2つに分かれていることに気づきました。
で、今回地銀さんへ本審査のためお伺いしたので実際のところを備忘録的に記しておこうと思います。
どなたかの参考となれば幸いです。

住宅ローン本審査の併願はNG|地銀さんの場合

さっそく打合せ当日。
住宅ローンの契約ということでいきなり応接室へ通されます。
普段の仕事で知らない会社のいわゆる「エラい人」とあれこれ商談をしているわたしは緊張など皆無でしたが、そういった職種じゃない人はまずこの段階でビビる(というか緊張する)のでは?というのが率直な感想。

で、打合せが進んでもいっこうに「他行の状況」を聞かれないため「これじゃ競争にならない!」と焦ったわたし。
みずから他行の申請状況を伝えてみることに。

みねと
みねと

実は〇〇銀行さんも本審査中でして・・・

すると担当者さんが一瞬フリーズ。そして・・・

地銀さん
地銀さん

当行では本審査を他行ですでに申請されている場合、受付自体ができない可能性があります。
ですので、今のお話は聞いていないことさせてください。

無知とは怖いものです。
さっそく業界の慣習を知らずやらかした自分に焦りましたが、担当者さんの配慮?もあり事なきを得ました。
そして肝心の金利ですが、地銀さんのベストレートを適用頂いたもののネット銀行の金利(あくまで仮審査時点)と比較すると約0.3%ほど高い結果に。
そしてこのあと2時間にも及ぶ打合せで気持ちはすっかりネット銀行へと傾くことに・・・

金利と引き換えに多くのサービスを契約?!|それでも埋まらないネット銀行との金利差

最初に(地銀で)ベストレートを提示されちょっと嬉しかったのも束の間。
まるで試供品と引き換えに個人情報を奪われるアンケートのごとく展開されるサービスへの契約提案。
そう、あくまで提案ではあるものの電気やらアプリやら積立投資やら・・・これでもかというほどのサービスを「抱き合わせ」で契約することがどうやらベストレートで借りるための条件のよう。
あくまで審査中ということで、不成立となった場合は当然利用しなくてOK。
ただ、一部は利用申請を完了(あとで解約はできる)するまで見届けられそこでようやく解放となります。
で、それらの条件を満たしても当然ネット銀行の金利には及びません。
でも実店舗で高給な銀行員さんを2時間も拘束しているのだから仕方がないのか?と思ったり。

(番外編)疑われた資産額|スマホで全ての資産額を開示することに・・・

電話でこの地銀さんと初めてやりとりをした際、株で増やした資産額を相続だと思われていたわたし。
今回の打合せでもしっかりチェックが入りました。

地銀さん
地銀さん

借入額を超える資産をお持ちのようですね。有価証券やネット銀行の資産額がわかる画面をすべてお見せいただけますでしょうか?

ということで、すべての銀行と証券会社の画面を目の前で表示させ画面を写真で撮られます。
さらには、自分の資産であることをチェックするためアカウント画面を表示させ名前が表示されるところまでしっかりと見届けられるのです。
必要な確認であることはわかるけど、なんか気分悪い。

ただ、融資を審査する人は別にいらっしゃるらしく相応の資産を持っているにも関わらずフルローンを組むような人間を良く思わない方もいるようです。
そういう意味では、今回の担当者さんは資金を温存して投資で増やすという考えを理解してくれていたのである意味「あたり」だったのかもしれません。

資産内容を伝えるなかで、ベトナム用の証券口座もあったため「もしかするとかなりのマイナス評価をされるかも?」と心配をしていましたが取り立ててコメントがなかったのであまり気にしなくてもよさそうです。
(現金で保有するのに越したことはありませんが・・・)

まだまだある獲物を囲い込むための戦略|地銀さんによる投資のすゝめ

本審査の書類をやりとりしている途中で担当さんがひとこと。

地銀さん
地銀さん

・・・ちょっと紹介させてください

と、名刺を持ったニューフェイスが登場。
どうやら投資商品を担当していらっしゃる様子。
金利条件と引き換えに積立投資をする必要があるため先にご紹介しておきますとのことでした。
株式投資でやってはいけないこととして定番化しつつある「窓口での投資」にまさかこんな形で遭遇することになるとは・・・
ひきつった笑顔で名刺を受け取りつつ何とかネット銀行の審査を通過して欲しいと心から願ったのはまさにこのタイミング。

おわりに|苦境と言われる地銀の現実を知った本審査

何となくニュースでは知っていたものの、様々なサービスの契約を抱き合わせで矢継ぎ早に提案してくる姿勢に驚かされました。
でも住宅ローンの手続きは不動産屋さんとの連携も密で書類の準備もスムーズ。
そして新築で利用する場合はつなぎ融資などのちょっと手間がかかる調整も難なくこなしてくれたりと地銀さんならではのメリットがあるのも事実。
はじめて家を買う人からすれば、あらゆる期限に追われながら融資の調整をする不安は大きく「頼りになる存在」であることは間違いなさそう。
また、融資条件についても土地の価値が低い地方においては資産価値という観点からすると厳しめな判断をされがちな都市銀行やネット銀行と比べ一定の安心感があることも事実だと思います。

一方で中古住宅を買う人間からすると、そもそも住宅に関する費用を圧縮したいと考えるケースが多いため最終的に数百万円単位で差がつく金利条件は無視しがたい事実。
特に、給与口座を地銀へ移すと他行への送金に手数料が発生するなど長期にわたり出費が増えてしまいます。
それらを節約しようとするとわざわざ「ATMで出金 ➡ 他行へ入金」という過去にタイムスリップしたような謎行動をする羽目になるのです。
ネット銀行の便利さを現在進行形で享受し続けているわたしからするとこれらを手放してまで地銀さんで借りるのは避けたいところ。
とはいえ、本審査が厳しいといわれるネット銀行。
そもそも通らなければ元も子もありません。
ここ数日はハラハラしながら本審査の結果を待ちたいと思います。

そして唯一の救いは引越しに向けてワイワイしている家族の姿。
あー、うちの父親もこんな気持ちだったんだろうな・・・と物思いにふけつつ審査の結果をまつ今日この頃です。

では、また。

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嶺渡 岳(みねと がく)

3つの企業で購買職を経験。乾電池から石炭まであらゆる「買う」知識を習得。年間数十億の取引きで得たスキルを日常のお買い物へ活用する “おつかいの達人”。プライベートではUターン転職を果たすも年収200万減に。「貯蓄 ➡ 投資」を実践し年間100万円超えの配当収入を得る。50歳までにFI(経済的自立)を目指す。2児の父だがイクメンではない。

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