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レンタルアップ車を購入したはなし

レンタルアップの中古車とは?

・レンタカーとして使用されていた車
・レンタカー会社は定期的に車両を入れ替えるため中古車市場に出回る車は高年式

購入に至る経緯

購入したのは私の父。
私は無類の車好きであり本業でも自動車に関わった期間が長かったため買い替えのたびにそれとなく相談に乗っていました。今回も希望の車種などいくつかの条件をヒアリングしたうえで数台の中古車をピックアップ。まずは近くのディーラー系中古車屋さんへお伺いしインターネットに未登録の在庫も含めて調査を開始しました。

高品質で安心・安全のディーラー系中古車

ディーラー系ということもあり高年式・低走行ばかりで中古車としては非の打ち所がない車両ばかり。そして、肝心のお値段はというと・・・やはりお高め。それが悪いということではなく、新車よりは安く・でも安心していい車両を手に入れたいという層にはぜひおすすめしたい選択肢です。
巷にあふれるとんでもない中古車屋さんのようなエピソードに不安を感じた方は真っ先に選ぶべきだと思います。
買うかどうかもわからない客に対し、隣接する新車販売用の店舗に案内していただきおいしいカフェオレまでご馳走に。そして帰り際には上司の方がわざわざご挨拶まで。さすがディーラーさんの接客術といった感じでした。

次に中古車サイトから候補車両をピックアップ

ディーラー系の中古車についておよその価格帯とタマ数を把握したところで次は王道のインターネットサイトで候補車両を数台ピックアップすることに。というのも、希望するグレードと予算を勘案するとやはりディーラー系の車両は予算オーバーとなるため少しでも条件のよさそうな車両を探すべく調査を開始したのでした。
契約者はあくまで父。実車確認を想定すると遠くても車で2時間以内の店舗が理想となるためいくつかの条件とともにスクリーニング。幸い、予算の範囲内でいくつかの車両がヒットしたため、予算値の上限と下限あたりの車両を織り交ぜて絞り込みをかけました。

選んだのは予算上限ぎりぎりの高年式・低走行車

ピックアップしたリストをメールすると翌日回答が。あれこれ悩んだようですが相談した結果として予算ぎりぎりに収まる高年式・低走行の車両をチョイス。ディーラー系の在庫と比べ30~50万円ほど安い価格となりました。
この段階で業界に詳しい方はお気づきのはず・・・「そんなに安いのは何か理由がある」と。

バイヤーの嗅覚をたよりに再チェック・・・答えはレンタルアップ

グレードに対してやっぱりちょっと安い気がする。と一抹の不安が頭をよぎったため最初に使ったサイトとは別のポータルサイトで同じ店の同じ車両をチェック。
すると、車両画像の下にある仕様チェック表のなかに「レンタルアップ」の文字。ひと昔前までは中古車サイトにレンタルアップの項目なんてなかった(気がする)のですが、これをみてようやく謎が解けスッキリ。

レンタルアップのメリット・デメリット

◎メリット
・同レベルの車両と比べて価格が安い
・車検の頻度が高いためしっかりと整備が実施されている(毎年車検+年2回の法定点検)

×デメリット
・不特定多数の人が使用
・洗車頻度が高く洗車傷がつきやすい
・内外装の痛みが激しい場合がある
・過走行(年式に対して走行距離が多い)の車両が多い

レンタルアップの意味を理解すると許容できるかどうかがはっきりと分かれるのでしょうか。
「安さ > 色んな人が利用したという事実」であれば次のステップである「実車の確認」へ進めばいいと個人的には考えています。

というのもレンタカーを利用したことがあるかたなら想像がつくかもしれませんが、車はシートに座って移動する空間です。見知らぬ人が何人も使ったという事実が生理的に受け付けられない場合はその時点で諦めるのが賢明です。
一方で、中古車を買うということを改めて考えてみてください。
中古車ということは、あなたの前に見知らぬ誰かが確実に使用していた訳でオーナー以外にもその家族や友人、会社の同僚や上司・・・挙げればきりがありません。
言い換えれば不特定多数の人が利用した可能性が高いのが中古車ともいえます。そう考えると、レンタルアップというラベルだけで購入候補から除外するのはもったいないのかもしれません。

見るべきは車両の状態だ!

とはいえ今回は自分以外の人が使う車を探しているので、「生理的」な問題は本人へ確認するのがいちばん。まずはレンタルアップである事実であることだけを伝えました。すると、すぐに返答があり「問題ない」とのこと。ホッとひと安心。
本人の意向を聞いたうえで、レンタルアップである故の注意点を簡単に説明。不特定多数の人が使用した車両のため内外装の状態が悪い可能性がある。目で見てわかるところは注意して見た方がいいと助言。一方で、今回の車両は製造後2年と新しく走行距離も3万㎞未満とそこまで距離が伸びていないため正直エンジンなどの機関系をチェックする心配はほぼないと考えました。(というよりプロでない限り少しの市場で不具合を感じ取るの方が難しい)

幸い詳しい知識がなくとも内外装の傷や内装のニオイなどを確認する分には問題ありませんし、傷に関しては本人が許容できるかどうかの問題なので完全にお任せです。

意外と見落としがちな「補修歴」

事前に「修復歴」についてはスクリーニング済みでしたが骨格に影響しないレベルの修理については問題ないのですが、レンタカー特有の軽微な事故による補修は注意が必要です。

修復歴とは?車両鑑定書とは?

交通事故やその他の災害により、自動車の骨格部分の交換や修正をした経緯があるもの。

つまり修復歴は大きな事故でダメージを負った場合は中古車サイトの「修復歴あり」の車両としてスクリーニングが可能えはあるものの、バンパー交換など少しぶつけた程度では修復歴とならず、第三者機関で発行する鑑定書などから読み取るほかないのです。最近はこの鑑定書がある中古車も増えた印象ですがそれでも全体の割合からすると少ないように思います。
私が検討した車両にはこの鑑定書があらかじめ公開されていたため、おおまかな修理箇所を事前に確認することができました。何より鑑定を受けている実績自体が品質に関する自身の表れと評価することができるのではないでしょうか。

おわりに|無事契約。今回のおつかいの成否は納車後に検証予定。

ほどなくして実車確認と契約完了の一報をもらいました。
傷などもいくつかあったものの納車時に簡易補修してもらえるため気になる点もなく無事契約となったそうです。
このおつかいの成否は納車後に私が実車を確認して確かめたいと思います。

そして、このおつかいを完了したことで、今度はわたしの愛車「不人気・低年式・過走行」の車両を車検切れまでに売却(下取り・廃車ではない)するミッションがスタートしたのでした。
続編は後日公開しますのでご興味があれば引き続きお付き合いください。

では、また。

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嶺渡 岳(みねと がく)

3つの企業で購買職を経験。乾電池から石炭まであらゆる「買う」知識を習得。年間数十億の取引きで得たスキルを日常のお買い物へ活用する “おつかいの達人”。プライベートではUターン転職を果たすも年収200万減に。「貯蓄 ➡ 投資」を実践し年間100万円超えの配当収入を得る。50歳までにFI(経済的自立)を目指す。2児の父だがイクメンではない。

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