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電子レンジを壊れる前に買い替えるメリットとは?

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電子レンジの寿命はどのくらい?

電子レンジの寿命は、一般的に約10年といわれています。これは、電子レンジの主要な部品であるマグネトロンの寿命が10年前後とされているためです。
実際には、使用頻度により年数は前後する訳で一人暮らしと4人家族では後者のほうが早く壊れる可能性がありますね。

2011年式電子レンジ。壊れるまで使うのか。

一般的な寿命からすればいつ壊れてもおかしくない状況です。そこで事前に買い替えた場合のメリット・デメリットを考察してみます。

メリット

・買いたい機種を事前にリサーチする時間ができる
・故障によりレンジが使用できないといった「不便さ」を回避できる
・完動品として再販が可能(廃棄費用がかからない)

デメリット

・(使用中のレンジが暫く故障しなかった場合)買い替えサイクルが早まったことによりコスト高となる

そして買い替えを決意|おつかいの達人はこう考える

メリット・デメリットを整理したところで買い替えを決断。
一番のポイントは再販価格が割とよかった点にあります。故障前に家電を買い替える場合、フリマサイトなどで再販の可否と売れそうな場合はおよその売値を把握することがポイントです。
現在使用中のレンジは決して高級品ではないものの、付属品が揃っているため売却時の送料を差し引いても数千円利益が残ることがわかりました。

この時点で、故障するまで使用した際の廃棄コスト発生や突発的に故障した際に次のレンジが届くまでレンジが使えない「不便さ」などを天秤にかけた結果、買い替えがベターであるという判断に。

もうひとつの判断基準|買い替え予定の商品の価格動向をチェック!

実は今回買い替えの決断をしたもうひとつのポイントが、購入予定の商品の価格動向でした。
今回は電気ポットで有名な象印のEVERINO ES-GU26という機種に決めました。(レビュー記事は後日UP予定)

現在までの価格推移はこんな感じ。

価格.comより

家電はメディアで買い時などの情報も溢れていますが、おつかいの達人的おすすめの買い方は以下の通りです。

⑴ Webサイトで売れ筋ランキングを確認
⑵ トップ5から必要な仕様の機種を絞る
  例、容量・W数・メーカー独自の機能・インターフェイス など
⑶ 価格推移を確認
 ➡ 発売して間もない場合は割高のため避ける

白物家電は毎年新モデルが登場するものの、基本的な機能に大きな差はほとんどない場合が多いです。そのためいわゆる「型落ち」モデルをおすすめすることが多いですが、実際はメーカー側も利益を確保するため型落ち品は短期間にセール等で売却してしまいます。
そのため最安値を狙って家電を買い替えるということは、日々値動きと在庫数をチェックする労力がかかるためあまりおすすめできません。

そこで先ほど掲載した価格.comのグラフです。
多くの家電はモデルチェンジを繰り返しているため、ひとつ前のモデルが存在しています。この型落ちモデルの価格推移を確認することで値下がりのトレンドを把握することができます。
今回購入を検討しているEVERINO ES-GU26には旧モデルであるES-GT26という機種(2022年発売)が存在します。
型落ちとなったES-GT26の価格推移を確認してみます。

価格.comより

2022年に発売が開始されたあと、翌年2023年の8月頃に最安値をつけ、その後は反発して今に至ります。この傾向から読み取れるのは、発売の約1年後に最安値をつける可能性が高いということです。
もちろん、すべての家電に当てはまることではなくモデルチェンジにより大幅な刷新やより優れた競合品が登場した場合などはトレンドが崩れることはあり得ますので注意が必要です。
しかし、少なくとも希望する商品を高値で掴むという事態だけは回避できる可能性が高くなるといえるのではないでしょうか。

おわりに|事前の買替で「使えないストレス」と「高値で買う」を回避

今回は家電を故障する前に買い替えるか?をテーマに考察しました。
最近の白物家電はラベルに耐用年数が記載されていることも多く、寿命の目安を知ることが簡単にできますね。皆さんの周りにも実は耐用年数超えの家電がいるかもしれません。
故障前に買い替えるのは「もったいない・・・」と考えがちですが、フリマサイトや家電の価格比較サイトを活用しあなたにとってベストな「買い時」を探ってみてはいかがでしょうか。ぜひ、おつかいの達人が実践した割高な時期を避けるリサーチもぜひお試しください。

最後に、株式投資と今回の家電購入に共通すると感じた相場格言をご紹介。

「頭と尻尾はくれてやれ」

何事も欲張りすぎずに参りましょう!

では、また。

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嶺渡 岳(みねと がく)

3つの企業で購買職を経験。乾電池から石炭まであらゆる「買う」知識を習得。年間数十億の取引きで得たスキルを日常のお買い物へ活用する “おつかいの達人”。プライベートではUターン転職を果たすも年収200万減に。「貯蓄 ➡ 投資」を実践し年間100万円超えの配当収入を得る。50歳までにFI(経済的自立)を目指す。2児の父だがイクメンではない。

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