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4人家族が2LDKマンションから戸建てに住もうと思い立ったはなし⑹ ~中古物件 買付証明書提出! 編 ~

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前回までのおはなし☟

ついに買付証明書を提出|価格交渉はここからがスタート

現在検討中の物件について軽くおさらい。

・築12年の注文住宅(設計事務所兼工務店が設計・施工)
・2×6工法で断熱、気密は(10年前の家にしては)かなりこだわった形跡あり。樹脂窓でLow-E複層ガラスの仕様
・物件売り出しから1年が経過(その間に500万円値引きあり)
・土地は約400㎡の整形地
・外構コスト(500万円以上かけている)➡ 仲介業者試算
・新築時建物価格(推定) 約3,500万円

物件としては申し分ない。でもエリアの物件相場からするとまだ高い・・・
そして頭をよぎるのは築10年超えであるが故のメンテナンスコスト。
外壁塗装にエコキュートの寿命などを考慮すると、購入から数年以内に200万円前後の費用を捻出する必要があるという事実。

専任媒介ということもあり、売主さんの情報を多く持つ不動産屋さんへ価格交渉の余地について確認すると

不動産屋さん
不動産屋さん

売主さんは値引きなしでの売却を要望されています。
引き渡しまでの家賃負担などを提案してみてはいかがでしょう?

と何とも渋いこたえ。
家賃負担といってもここは田舎。
正直それなら価格の端数切りを交渉してもらった方がまだマシというレベル。
しかし、1年にわたり売れていなかった物件にも関わらずこの回答内容であれば恐らくそれが売主さんの本音なのだろうと推測。
これ以上探り合いをしても進展はないと判断し買付証明書の提出を決意したのでした。

お手軽すぎて重みを感じなかった買付証明書の提出

これまで不動産屋さんへ訪問したのは1度だけ。
あとは内見でお会いしたきりなので全部で2回しか会っていないことに。
買付証明書の提出はさすがに店舗で!と案内されると思いきや、メールでひな形をお送りしますのであとは記入後にご返信くださいとのこと。

みねと
みねと

数千万の買い物とは思えないほどあっさりしてる・・・

なんて思いながら、記入項目の意味をWebで調べつつ数分で作成。
不適合責任は「あり(3か月)」で融資特約も「あり」。
そして一番重要な金額は不動産屋さんのアドバイスも考慮し端数切りのみで記入。

正直金額はもう少し安くしたかったのですが、既に500万円ほど下げていることを考慮し以降の交渉はしない想定で考えることに。
記入後は買付証明書をメールに添付し送信をクリックするだけ。

数千万の買い物としては何とも味気ないですが、わざわざ出向く時間と労力を考えれば結果オーライです。
さて、どうなることやら。

買付証明書の有効期限は2週間|そしてまさかのライバル出現?!

買付証明書の有効期間は一般的?といわれる2週間に設定。
正直そんなにかからないだろうとたかをくくっていました。
そして買付証明書のひな形を取り寄せたタイミングで不動産屋さんから不穏なひとこと。
「あす1件内見のご予約が入りました」とのこと。

みねと
みねと

あ、お決まりのやつね・・・

正直そう思いました。

端数切りのみの希望価格に一抹の物足りなさを感じつつも、もし本当だったらという可能性も考慮すると結果的にいい感じの指値だったんじゃないかと自画自賛。

ところが買付証明書の提出から3日が経過しても一向に連絡がありません。
メールの文面に、「もし時間がかかるようならご一報ください」とお願いしていたこともあり3日目の夕方に不動産屋さんから「お待たせして申し訳ございません。もう少々お時間をください」との連絡。
もしや内見をしたライバルが急いで買付証明書を出したのか?という不安を無理やりねじ伏せ、いつになく仕事に打ち込んだ(ウソです)のでした。

おわりに|割と大きな岐路に立っていることに気づく

買付証明書の返事を待ちつつこの記事を書きました。
数日で返事が来ない時点で何らかの交渉が行われていたり、もしかすると急に現れたライバルがえらく物件を気に入ってしまいわが家の買付証明書が交渉のダシに使われている可能性もありそうです。


これまで本業として買い物のプロを続け、株式投資でも〇千万円を運用するに至った自分からすれば「所詮は買い物」だと割り切っていました。
しかし、内見で賃貸とは別ものとも言える家を目を輝かせて見る家族を目の当たりにして少し考えが変わりました。
この家を買えないから不幸になる訳ではない。でも住まう環境はその後の人生にそこそこ影響もあるんだろうと思ったり。
やっぱり住まい選びは単なる買い物とはひと味違うなと感じ始めている自分が居ます。

とはいえ予算オーバーして家を買ってお金に縛られ続ける人生も避けたい。でも納得した家に住みたい・・・
大切なのは家族で自分たちの価値観を見つめなおすこと。
このもどかしい日々を家選びの基準を見直す時間に充ててみようと思います。

では、また。

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嶺渡 岳(みねと がく)

3つの企業で購買職を経験。乾電池から石炭まであらゆる「買う」知識を習得。年間数十億の取引きで得たスキルを日常のお買い物へ活用する “おつかいの達人”。プライベートではUターン転職を果たすも年収200万減に。「貯蓄 ➡ 投資」を実践し年間100万円超えの配当収入を得る。50歳までにFI(経済的自立)を目指す。2児の父だがイクメンではない。

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