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4人家族が2LDKマンションから戸建てに住もうと思い立ったはなし(最終回) ~まさかの結末 編 ~

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前回までのおはなし☟

買付証明書の提出から1週間以上が経過|結末は突然訪れた・・・

株式投資を始めたての人が頻繁に株価をチェックするかのごとくメールの受信ボタンを何度も押すことはや一週間。
ようやく不動産屋さんからメールが届きました。
しかし、あんなに待ちわびていた連絡なのになぜかすぐにメールを開けず、結局仕事が終わったあとに恐る恐る見たのでした。

不動産屋さん
不動産屋さん

今回もう1組から買付証明書が入り~という内容で満額回答となりました。
今回はお力及ばず申し訳ございませんでした。

みねと
みねと

やっちまった・・・

これまで、中古物件はひとつとして同じものはないということを肝に銘じつつふだんのお仕事と同じように淡々と交渉をしていたつもりでした。
しかし、内見をきっかけに新居での暮らしを無意識に妄想していたためいつしか物件を購入することが既定路線となっていたのでした。
そのため買付け失敗の連絡を受けて自分でも驚くほどショックを受けていたのでした。

そして、とりあえずパートナーへLINEで報告。

みねと
みねと

ごめん。家買えなかった・・・

ここで救いだったのはパートナーの切り替えの早さ。
「だったら、新築で!」とはならず、もともと自分たちで決めた条件で買えなかったのだからしょうがないじゃん!と何とも男前な返信に正直かなり救われたのでした。

敗因の分析|想定外のライバル出現が最大の盲点だった

最初からこのシリーズを読んでいただいたかたはご存じのとおり、今回わたしが買付証明書を提出した物件はいわゆる「売れ残り物件」。
周辺の新築建売よりも高い価格設定で値下げを繰り返しながら、それでも1年以上売れ残っていた物件でした。
そんな状況もあり、内見から買付証明書の提出までをかなりゆっくりとしたスピードで進めていたわたし。
その結果、別の内見が入りその方がえらく気に入って早々に話をまとめてしまったというのが今回の顛末。

あとから分かったのですが、これ不動産業界では結構あるあるだそうです。
それまで見向きもされなかった物件が、1組内見が入ると次から次へと購入希望者が現れあっという間に完売するということも決して珍しくないんだとか。

真の敗因は別にあった?|交渉を振り返り(反省)

あと一歩で手に入るはずだったお家の購入がなくなり、一時は廃人(言い過ぎ)のようになったものの、パートナーの前向きなマインドセットに助けられいつもの「おつかいの達人」へと復活。

まずは冷静に今回の敗因を分析してみることに。
するとある事実が見えてきました。

・買付証明書の提出前から不動産屋さん(専任媒介)に値引きやホームインスペクションの相談をしていた
・一連のやりとりにおけるレスポンスが遅かった
・資産状況を伝えていなかった

これらはすべて「売れ残り物件だから他に買い手は現れないだろう」という油断から現れた言動だったのです。
内見すれば、マイナーな工務店とはいえしっかりとコストをかけた仕様の建物であることや、かなり丁寧に使用された物件であることがすぐに理解できます。
しかし、ポータルサイトの情報だけでは相場より高めでよく知名度の低い工務店が建てた家として認知されるためあまり人気がなかったことがうかがえます。
そして、たまたま内見まで踏み切った今回の買主さんが物件のお得さに気づきあっという間に購入まで決められてしまったのです。

不動産屋さんからみた「私」という客

当初は「ようやく買い手が見つかりそう」と考えてくれていたかもしれません。
専任媒介で1年以上売れ残っている物件です。
しかし、内見後もメールの返信は数日後。
買付証明書は出さないくせにあれやこれやと値引きやら居住中の物件に対してホームインスペクションの希望を伝えてくる。
もうこの時点で他に買い手がいればそちらへ売ってしまいたいと考えるでしょう。

そしてもう一つの失敗は、自分の資産状況を明かしていなかったことです。
株式投資のおかげもあり、今回検討した物件をキャッシュで買うことも可能であったことを伝えていませんでした。
これは後々の値引き交渉で不利になるのでは?と考えあえてふせていたのです。
それが仇となり、2番手の買付証明書が出された時点で最初に買付証明書を入れたわたしに現金での支払いを打診することなく即座に「お断り」をされる事態になってしまったのです。

おわりに|買付の失敗が、結果として住宅へ求める条件を見直すきっかけに

中古物件の買付けの成否はさまざまな条件が絡み合った結果ともいえます。
今回の経験は結果として失敗ではありましたが、買付証明書の提出があと数日早ければ若干の値引きとともに「成功」していたはずです。
交渉の過程は競合相手がいる場合や、問い合わせが殺到している物件であればまったく違った動きを取ることになります。
いわゆる時間との闘いです。
実際、エリアによって需要の高い価格帯で登場した物件は、数日で買い付けが入っていました。

そして今回の大きな収穫は、またしてもパートナーからの発言で気づかされました。

もともと私たちには贅沢な家だったもんね!

この言葉でハッとしました。
使い切れないほどの部屋数とオプションの数々。
あれば嬉しいし豊かな気持ちになりますが必須の装備ではない。
メンテナンスコストは明らかに一般的な家より高くなります。
また、家を本気で買うつもりだったため多くの書籍やVoicyなどを通して建築の知識を得ることができたのです。
すると、実はそれまで気にもしなかった地場の工務店さんのなかにもきちんとした家を建てているという事実も見えてきました。
そこで身の丈にあった広さの家を設計してもらえば、今回検討した中古物件と同等の価格で新築の家を手に入れることも可能になるのです。

まだまだ家探しの旅は続きそうですが、以前よりも「見る目」が養われたおかげでいろいろな視点で住宅購入を検討することができそうです。
買付けの失敗で一時は「探し疲れ」的な症状にも襲われましたが、今はそこらじゅうにあるお家を見ているだけで「ここは新しいのに軒がしっかりあるなー」とか「ガルバの外壁増えてる!」といった具合に楽しむことができています。

ということで、今後も中古・新築ともに視野を広げつつ焦らずに最適な家をみつけていきたいと思います。


では、また。

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嶺渡 岳(みねと がく)

3つの企業で購買職を経験。乾電池から石炭まであらゆる「買う」知識を習得。年間数十億の取引きで得たスキルを日常のお買い物へ活用する “おつかいの達人”。プライベートではUターン転職を果たすも年収200万減に。「貯蓄 ➡ 投資」を実践し年間100万円超えの配当収入を得る。50歳までにFI(経済的自立)を目指す。2児の父だがイクメンではない。

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