4歳児+1歳児と非イクメン父がお留守番
夏休みで連休の方も多いことと思いますが、我が家は妻さんが本日お仕事で不在。
加えて台風7号の接近により外出もできず1日を自宅で過ごすという恐怖の時間がスタート。
前日に長男といつもの散歩途中でおうち時間を過ごす準備をしたのでした。
ダイソーで見つけた組み立てるおもちゃ「メタリック3Dパズル」
散歩途中にあるダイソーへ。地方のダイソーは店舗も大きい・・・
本当は無限にピンポンが押せるバスの押しボタン(伝わる?)を探していたものの見つからず。みるみる表情が曇ってゆく長男を横目に何か代わりのものを探そうと必死の私。結果、彼の目にとまったのがメタリック3Dパズル。
対象年齢が8歳以上で細かい部品が52ピースもある建設機械。明らかにオーバースペックだし次男が食べたら大変とかいろいろ考えるも、翌日の台風に備え時間をかけて遊べそうなのでしぶしぶ購入。
これが翌日に起きる地獄の始まりでした。
最近の8歳のポテンシャルは高い
翌日は予報通り朝から雨。
妻さんが仕事へ出かけるまで子供2人のコンディションも良し。
さっそく長男は昨日手に入れた「メタリック3Dパズル」を始めたくてうずうずしている様子。部屋を伸縮式の柵で仕切り次男を隔離。よしよし。
所詮は対象年齢8歳~のおもちゃ。大人の手にかかればあっという間のはず。4歳児が試行錯誤する姿を見守りながらゆったり過ごそうかな・・・と思った10分後、小さなネジと格闘するアラフォーの姿が。
ひとつひとつの部品は何の変哲もないネジやナットですが、説明書の通り組み立てるのがまぁ難しい。部品が小さいため細かな作業を要求され、ド文系パパにはもはや8歳が作れるおもちゃとは思えないほど。心配そうに見ている長男。見かねた彼が小さな指を器用に動かしネジを回し始めます。どうやら彼の成長をみくびっていたようです。そして父の威厳は跡形もなく崩れ去ったのでした。
そして事件は起きた
試行錯誤しながらも順調に組み立てていましたが、ここで次男がおねむの様子。別部屋に移動させ長男は引き続き説明書とにらめっこ。
次男が眠りに入るまさにその瞬間「パァパァ~(泣)」と長男の声が近づき、次男の目がパッと開きます。この時点で寝かしつけに失敗し落胆する気持ちを抑える私へ追い打ちをかけるように長男が言葉を発します。
「〇×△なくなった~!(泣)」
…ん?
「〇×△ないのぉ~(泣)」。悲しさ以外の感情が伝わらない。
一瞬、パーツを飲み込んだか?と最悪のケースが頭をよぎりましたが、彼はもう4歳。そんなヘマはしないはず。
心を落ち着かせおねむから覚醒した次男を抱え組み立て部屋へ向かうと、精神崩壊した長男が尋常ではない形相で何やら窓枠を指差しています。
どうやら窓のカギの上にある丸い穴になにかを落としたらしい。
私:「ネジ入れちゃったの?」
彼:「違う(泣)」
私:「あ、ナットか?」
彼:「ぢがう~(泣)」
何度かマンガのようなやり取りをしたあとわかった事実は、同梱されていたネジ締め用の六角ボルトをサッシの謎の穴に入れ落としてしまったのでした。
長男はもう組み立てられないことを悟ったのかこの世の終わりか!というくらいの落ち込みよう。
未完成のまま地獄のようなテンションの彼と一日を終えることだけは絶対に避けたい私は工具箱を必死にあさり、何とか六角レンチを見つけました。今度は寝そこなって不機嫌(でももう寝てくれない)な次男を抱えたまま組み立て再開。
小さな工具にこんなに感謝する日は人生で初めてのこと。
ついに完成!
昼ごはんの準備を始める時間になりようやく完成。
なぜかパーツが余ったので、フォークリフトの前部へ適当に装着しプチカスタム。彼は想像以上の出来栄えに歓喜し、先ほどとは別人のようなテンションでプラレールの街へ戻っていきました。
おわりに
おつかいの達人として、「事前準備が大切です」などと別記事で偉そうに語った自分ですが、子育てに関しては今回もポンコツぶりを発揮してしまいました。
台風7号に備え前日に見事な準備をしたつもりでしたが、おもちゃ一つとってもその選択にはいろんな難しさがあることを学びました。
なにより勉強になったのは対象年齢はあてにしない、8歳の組み立て能力はド文系の自分よりもはるかに上をいっていることです。
これからはメタリック3Dパズルの組み立て対象年齢として認められた小学生と、日々たくさんの子供と向き合う保育士の先生方に改めて敬意をはらおうと心に決めたお盆なのでした。
では、また。
コメント