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歯への投資は株式投資よりも大切

歯医者さん=虫歯を治す場所?

タイトル通りの印象をお持ちの方は少し意識を変える必要があるかもしれません。今は「歯医者さん=定期健診をする場所」が常識となりつつあります。

日本人の歯に関するリテラシーは他の先進国と比べ非常に低いといわれています。その背景には、国民皆保険制度に守られ安価に治療を受けることができるため予防目的で通院する必要性が感じにくいのかもしれません。

私が子供の頃は「歯医者さん=治療」というイメージがありました。当時の感覚としては学校の歯科検診で虫歯が見つかったり痛みが出ない限りは行く必要がない場所だったのです。当時は予防のために定期的に歯医者へ通っている人の方が少数派だったように思います。
そのため、多くの人が20~30代で奥歯の神経を失い脆くなった歯はその後ストレスによる食いしばりや歯周病に罹患して抜歯となることも少なくありません。
本来は、3カ月~半年に一度のペースで定期的にPMTC(歯面清掃)を行い歯を健康的に保つことが理想です。最近でこそこのような認識が徐々に浸透してきていますが、それでもまだまだ定期的にクリニックを受診する人は少ないように思います。

歯医者さんの数はコンビニより多い

一度は聞いたことがあるこのフレーズ。実際の数としては約1万件ほど歯医者さんの数が多い状況です。過剰な感じもしますが、今後は国を挙げて定期的な受診を勧める動きもあるためスムーズに予約を取れるのであれば患者目線では歓迎すべき状況ともいえます。定期的な検診を目的とした利用者が増加することが予測されるため徐々に予約が取りにくくなることが予測されます。

私の治療歴について

甘いもの大好きな私は大学進学とともに一人暮らしを始め食生活が荒れ始めます。大好きなアイスやらお菓子を主食代わりに食べることも。また、大学では歯科検診の義務もなく自覚症状が出てはじめて歯医者さんへ行く始末。
その結果、複数の虫歯が見つかり一部は神経を抜く(C4)ほど重症でした。当時はただただ痛さとお金の心配だけでしたが社会人になり当時治療した部分の被せものが経年劣化によりあちこち外れてきます。
治療箇所が多いためポロポロと治しては取れの繰り返し。
治療の痛みもさることながら時間を奪われ何とかこの状況を少しでも改善したいと思い歯に関する情報を集めることにしました。

いい歯医者さんってどんな条件?

コンビニよりも多いというだけのことはあり歯医者を探すのは簡単。しかし、自分にとっていい歯医者を見つけることは結構難しいことに気づきました。大学進学に転職と転居を多く経験したこともあり現在お世話になっているクリニックで6か所目。
その間、様々な歯医者さんへ通いましたがひとつ重要な歯医者さん選びのポイントを発見しました。

長く通えそうな歯医者さんを選ぶ

自分の年齢にもよりますが、30歳の人が歯医者さんを選ぶとき先生の年齢が50歳だとすると長くても15年程度でそのクリニックは閉鎖する可能性があるということに気づきました。
つまり自分が45歳の時点で他の歯医者さんへ転院を余儀なくされる可能性が高いということです。自身の治療歴を把握しているかかりつけの歯医者さんがいることは健康な歯を保つうえで大切な要素となります。

歯の勉強はQOL向上のための必須科目

私は大学生時代の苦い経験をもとに歯ブラシやら歯磨剤(歯磨き粉)やらいろんな道具を試しました。結果として、現在はより簡単で効果のある方法で予防を続けており新たな虫歯は今のところ発生していません。
また、残念ながら治療済みとなった歯についても二次虫歯を予防すべく自由診療も含め治療の選択肢を広げています。

皆さんは虫歯で一時的に治療中の歯が使えない状況になったことはありませんか?インレーなどを作る際は、型取り後に実物が完成するまでのあいだは仮の材料で蓋をすると思いますがその時に感じる「強く噛めない」状況になります。一時的とはいえ、1本の歯が使えないだけでも非常に大きなストレスを感じたのではないでしょうか。徐々に治療を繰り返すことで部分入れ歯などの器具に頼ることとなり装着時の違和感やメンテナンスする手間と一生付き合うことになります。
そのような事態を避けるべく私が実際に試して効果を感じた対処法を今後ご紹介していきたいと思います。

おわりに

QOLを維持・向上するため歯の知識を集めていますが、既に虫歯を治療したあとに二次虫歯を防いだり自由診療でどのような選択肢があるのかといった実際の体験談が意外と少ないように感じます。
既に神経を失った歯がある方など抜歯まではしていないけどこれ以上悪化させたくない!という方にひとつのケーススタディとして参考になれば幸いです。
次回からは現在進行中の自由診療や使用中の商品などについて「おつかいの達人」の視点でそれらを選択した理由をとともにご紹介してゆきますので、ご興味があれば引き続きお付き合いください。

では、また。

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嶺渡 岳(みねと がく)

3つの企業で購買職を経験。乾電池から石炭まであらゆる「買う」知識を習得。年間数十億の取引きで得たスキルを日常のお買い物へ活用する “おつかいの達人”。プライベートではUターン転職を果たすも年収200万減に。「貯蓄 ➡ 投資」を実践し年間100万円超えの配当収入を得る。50歳までにFI(経済的自立)を目指す。2児の父だがイクメンではない。

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