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真にコスパのいい車の買い方とは

みねとは幼少期から車が大好きでした。人生最大の夢は車を運転することだ!と本気で考えていたため今思えば初めて愛車を手に入れた22歳で既に人生最大の夢は達成していたのでした。
今でこそおつかいの達人として活動し企業でもバイヤー職を15年以上にわたり続けている訳ですが、そのスタートは自動車系の製造メーカーからでした。
当時は、車の開発から廃車になり車が解体されるまでのいわば「車の一生」を業務を通して肌で感じ、プライベートでも6台の車を所有した経験などをもとに今回は「コスパのいい車」について掘り下げてみようと思います。

愛車は製造から20年以上経過した国産ディーゼル車

みねとの愛車プロフィール

・2002年式 トヨタ車(軽油で走るディーゼル車)
・走行距離170,000㎞(80,000㎞時に購入)
・中古で購入し約6年が経過するも故障ゼロ

このスペックだけ見れば、ふつうの感覚の人ならば「…乗り換えたら?」と言われるレベルでしょう。
ですが、購入後も故障は皆無です。搭載しているエンジンは海外へも輸出されており過酷な環境でも故障の少ない定評のあるもの。燃費は排気量3,000ccの重量級ボディにも関わらず10~12㎞/Lほど走ります。燃料は軽油のためレギュラーガソリン換算では+2~3㎞といったところでしょうか。車体は(ほぼ)ミニバンなのでチャイルドシートを装着後も広々です。
購入後は消耗品(タイヤ・オイル関係)のほかに、ダンパー(コーナー時や乗り心地に影響)を交換してもらった程度です。
購入時の金額が約80万円で現在でも同等の車両は80万円~130万円で中古車サイトに掲載されています。つまり、これだけ年数や走行距離が嵩んでいてもまだ値が付く車種であるということなのです。

おつかいの達人が考えるコスパのいい車とは

・そもそも国産量販車はコスパ最強
・とにかく費用を抑えるなら国産メーカーの中古車を乗りつぶす(10万㎞は相場下落の単なる基準に過ぎない)
・上級者はリセールを考えて買う

今回は具体的な車種をご紹介するのではなく、そもそも日本に住んでいるだけで信頼性の高い国産メーカーの車を安価に乗れている事実があるということを第一にお伝えしたいです。
私の感覚としては、適切(オイル類・消耗品類)なメンテナンスさえしていれば20年または20万㎞までは高い確率でふつうに乗れると確信しています。
コスパを重視するアメリカ人は自動車大国であるにも関わらずGMやキャデラックではなくホンダやトヨタを選ぶそう。その理由はリセール。米欧の車は買取時の価格下落率が高いためより高く買ってもらえる日本車を選択するという訳です。そして、そのリセールの良さは故障率の低さの裏付けであるともいえるかもしれません。

新車価格は上昇の一途。それでも買うべき人とは?

世界的にみても壊れにくい日本車を購入できる日本人はそれだけで恵まれています。とはいえ、新車価格は上昇の一途をたどっています。インフレや円安の影響だけでなく、安全装置(アクティブ・パッシブ)の標準化も影響しています。以前からABSやエアバックなどのパッシブセーフティ技術の搭載はありましたが、近年は自動ブレーキをはじめとしたアクティブセーフティ技術の分野まで拡大しているのも一因と考えます。

さて、コスパを考えた際は中古車が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、新車(国産車)を買うことによるメリットは何でしょうか。
それは、適切なメンテナンスを実施することでより長く車を維持できる点にあります。そして、そのメリットを受けられる前提として以下のような条件の人が当てはまると考えます。

・廃車(または高額な修理費用が発生するまで)買い替え不要と考える人
・購入時点で燃費性能に優れた車種を選択できる人

家族が4人以下で増員する予定が当面なく、車の色以外はデザインにもこだわりが少ない人などがあてはまります。ここでのポイントはそこそこ燃費のいい車を長く乗り続けることでコスパを最大限まで引き上げることができます。
もともと壊れにくい国産車をメーカー推奨の頻度でメンテナンスさえしておけば、中古車と違い前オーナーさんがメンテナンスをサボって寿命を縮めているといったリスクも確実に回避できるため、冒頭の20年または20万㎞の達成はより高い確率となるのではないでしょうか。

とにかく費用を抑えるなら中古車一択!

ライフステージに合わせて家族が増えるかもしれない。車は必要だがコスパ優先でこだわりはない。そんな方は国産メーカーの中古車をおすすめします。
年配の方には「車は10万㎞を超える故障が増えて維持費がかかる」という話が常識とお考えの方も多数いらっしゃいます。しかし、これは半分正解で半分は当てはまらない内容となっています。
適切なメンテナンスを受けた車であれば、10万㎞はあくまで通過点。海外では日本よりも走行距離は数倍まで延びることも珍しくないため、日本で値のつかなくなった10万㎞超えの車が海を渡り第二の人生をおくるのも普通にある話です。これに反論する内容として、「日本はシビアコンディションだから一概に距離だけでは語れない」といった意見もあります。確かに、日本では真夏の過酷な高温にさらされ距離が伸びない代わりに、渋滞など平均速度が著しく低いのは事実。いわゆるシビアコンディションに該当する環境で使用される車も多く一概に「距離=劣化の度合い」とするには少々無理があるかもしれません。

しかし、一例として少ない期間に長距離を走った車(3年前の車で10万㎞超えなど)は高速道路で長距離を走った可能性が高く車の使用環境としてはむしろ良いコンディションである可能性が高いです。加えて高年式のため、経年で故障する可能性の高いエアコンやカーナビなどの電装品はまだまだ現役です。
一方で、日本の中古車市場では「距離=価格設定の基準」とするケースが多く同じ車種であれば5万㎞より1万㎞の車が高い値段で売買される傾向にあります。裏を返せば、高年式・過走行の車はコスパという意味では最強の部類に属します。注意したいのは必ず購入時に適切なメンテナンスを受けてきた車両かどうか履歴(記録簿)をチェックすることを忘れずに。おすすめなのはディーラーの認定中古車。販売元がディーラーの場合お客さんが乗り換えで下取りに出した車であればそのあたりの履歴もしっかりチェックすることができるでしょう。

このように、コスパ最強の高年式・過走行車を狙うことで維持費を抑えて装備も新しい車を手に入れることが可能になります。購入前にしっかりとメンテナンス履歴をチェックするなど事前に調べる手間も少なからず増えますが選択肢のひとつとして覚えておいて損はないでしょう。

おわりに

・国産量販クラスの中古車をねらう
 ➡ 高年式過走行車(走行距離目安:15,000~20,000㎞/年)
   または 低年式低走行車
・国産量販車の新車を買う
 ➡ 低燃費車を中心に選び大きな修理費用が必要となるまで乗りつぶす

車選びは千差万別。私のように好きなエンジンを搭載した車を選ぶ変人もいれば、まったく興味はないけれど生活のために必要といった方もいます。
現在では後者が大多数であると推測するため株式投資でFI(経済的自立)を目指す当ブログらしく「コスパ」を優先した場合の車選びについて考えてみました。今後は続編として視点を変えたりより具体的な車種の紹介などもしていこうと思います。
私のように車が必須の場所にお住まいで株式投資の資金を捻出するため固定費を削りたい方に参考になるような「おつかいの達的クルマ選び」を今後もご紹介して参ります。

では、また。


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